歩く・立ち上がるときに股関節が痛む方へ
「歩くと脚の付け根が痛くなる」
「椅子から立ち上がるときに股関節が痛む」
「長く歩けなくなってきた」
「靴下を履く動作がしづらくなった」
「変形性股関節症と言われて、この先が不安」
「レントゲンでは変化が少ないと言われたのに痛みが続いている」
このようなお悩みはありませんか?
股関節の痛みと一言でいっても、その背景は一つではありません。
変形性股関節症や股関節形成不全など股関節そのものの状態だけでなく、筋肉や腱への負担、運動量、股関節の動き、歩き方など、さまざまな要素を確認する必要があります。
また、「画像に変化がある=その画像だけですべての痛みを説明できる」とも、「画像と痛みは関係ない」とも言い切ることはできません。
大切なのは、画像だけ、筋肉だけ、姿勢だけなど一つの理由に決めつけず、現在の症状と身体の状態を合わせて考えることです。
まずは股関節の状態を確認してみましょう
次のような症状や変化はありませんか?
- 歩き始めに脚の付け根が痛む
- 椅子から立ち上がるときに痛む
- 長時間歩くと股関節がつらくなる
- 階段の上り下りが以前よりつらい
- 靴下や靴を履く動作がしづらい
- 車の乗り降りで股関節が気になる
- 股関節が以前より動かしにくくなった
- 歩ける距離が以前より短くなった
- 股関節だけでなく、お尻や太ももにも痛みを感じる
- 安静にしていても痛むことがある
これらは、股関節周辺の不調でみられることがある症状の一例です。
当てはまる項目の数だけで、変形性股関節症などを判断することはできません。
大切なのは、
- どこが痛むのか
- どの動作で痛むのか
- どのくらい歩くとつらくなるのか
- 以前と比べて動きや痛みがどう変わっているのか
を確認することです。
股関節痛の原因は一つではありません
股関節周辺の痛みには、さまざまな状態が関係します。
例えば、
- 変形性股関節症
- 股関節形成不全
- 股関節周辺の筋肉や腱への負担
- スポーツや仕事による繰り返しの負荷
- 転倒などによる外傷
- 腰や骨盤周辺から関連して感じる痛み
などが考えられます。
また、股関節周辺には、大腿骨頭壊死症や大腿骨頸部骨折など、別の状態が関係する場合もあります。
「股関節が痛い=すべて同じ原因」ではありません。痛む場所、経過、動作による変化などを合わせて考えることが大切です。
変形性股関節症とは?
変形性股関節症は、股関節の軟骨や骨などに変化が生じ、痛みや動かしにくさなどが現れる状態です。
初期には、立ち上がりや歩き始めなどで脚の付け根に痛みを感じることがあります。
状態が進むと、
- 長時間歩く
- 階段を上り下りする
- 靴下を履く
- 車へ乗り降りする
など、日常生活の動作にも影響が出る場合があります。
X線では、関節の隙間が狭くなることや、骨の変化などを確認します。必要に応じて、ほかの画像検査が行われる場合もあります。
また、股関節形成不全など股関節の形が、変形性股関節症と関係する場合もあります。
レントゲンやMRIの結果と痛みは同じ?
画像検査は、股関節の状態を確認するための大切な情報です。
画像で確認できる変化の程度と、本人が感じる痛みの強さが完全に一致するとは限りません。
画像で変化が確認されていても日常生活への影響が比較的小さい方もいれば、画像上の変化が大きくなくても痛みを感じる方もいます。
そのため、「変形があるから、もう何をしても変わらない」と決めつける必要はありません。
一方で、「画像は痛みと関係ないから気にしなくてよい」と考えるのも適切ではありません。
画像・痛み・股関節の動き・日常生活への影響を合わせて確認することが大切です。
股関節痛が長引くときに確認したい5つのポイント
① 痛む場所と動作を確認しているか
「股関節が痛い」といっても、痛む場所は人によって異なります。脚の付け根に痛みを感じる方もいれば、お尻や股関節の外側、太もも周辺に症状を感じる方もいます。
さらに、
- 歩き始め
- 長時間の歩行
- 立ち上がり
- 階段
- 靴下を履く動作
- 寝返り
など、どの場面で痛むのかも重要です。「股関節が痛い」という一言だけではなく、痛む場所と動作を具体的に確認することが大切です。
② 画像だけですべてを判断していないか
「軟骨がすり減っている」「関節の隙間が狭い」「股関節形成不全がある」と言われると、「もう何をしても変わらないのでは」と不安になる方もいらっしゃいます。
しかし、画像で構造的な変化が確認されたとしても、痛みの程度や日常生活への影響は一人ひとり異なります。画像所見を無視するのではなく、画像だけでも決めないことが大切です。
③ 痛みを我慢して同じ負荷を続けていないか
「歩いた方がよいと言われたから」「動かないと筋力が落ちるから」と、痛みを我慢して毎日同じ距離を歩き続ける必要はありません。
確認したいのは、
- どのくらい歩くと痛むのか
- 歩いた直後はどうなのか
- 数時間後はどうなのか
- 翌日はどうなのか
という変化です。現在の身体の状態を確認しながら、負荷を調整することが大切です。
④ 反対に、長期間ほとんど動かなくなっていないか
股関節が痛いと、「動かさない方がよい」と考えて、外出や歩行を大きく減らしてしまうことがあります。
痛みが強い時期には負荷を減らすことも必要です。一方で、長期間ほとんど身体を動かさない状態が続くと、筋力や活動量が低下する場合があります。
「完全に休む」か「痛くても動く」かの二択で考えず、現在できる範囲を確認しながら身体を動かすことが大切です。
⑤ 「いつもの股関節痛」と決めつけていないか
特に、
- 急に強い痛みが出た
- 急に歩けなくなった
- 転倒後から体重をかけにくい
- 以前とは明らかに違う症状が出た
などの場合には注意が必要です。「いつもの股関節痛だろう」と自己判断だけで様子を見ないことも重要です。
変形性股関節症と言われたら運動しても大丈夫?
「股関節がすり減っているなら、動かさない方がよいのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。
変形性股関節症では、状態に合わせた運動が選択肢になります。筋力を保つ運動や全身の運動などを、その方の状態に合わせて行う考え方があります。
ポイントは、
- 現在できる範囲から始める
- 負荷を一気に増やさない
- 運動後や翌日の症状を確認する
- 強い症状が続く場合は内容を見直す
「痛くても動けばよい」でも、「痛いから完全に動かさない」でもなく、現在の状態に合わせて運動量を調整することが大切です。
セルフケアは「何をするか」より「どう変化するか」を確認
股関節のセルフケアでは、ストレッチや筋力運動など一つの方法だけに偏らず、股関節の動き、筋力、痛みが出る動作、現在の活動量などを合わせて考えることが大切です。
強い痛みを我慢して伸ばしたり、無理な回数の運動を続けたりする必要はありません。行った後や翌日に症状が大きく強くなる場合には、方法や負荷を見直してください。
股関節痛で避けたいこと
股関節が痛いときには、痛みを我慢して歩行量を増やす、画像を見て「もう何もできない」と決めつける、反対に画像を無視する、強いストレッチを無理に続ける、といった極端な対応は避けたいところです。
手術が検討されるのはどんな場合?
変形性股関節症と言われたからといって、すべての方がすぐに手術になるわけではありません。
運動や日常生活での負担の調整などを行いながら経過を確認する場合があります。一方で、痛みや動かしにくさによって生活への支障が大きく、手術以外の対応だけでは十分でない場合などには、整形外科で手術を含めた選択肢が検討されます。
方法には、骨切り術や人工股関節などがあり、股関節の状態や年齢、生活への影響などによって異なります。
「手術を勧められたから絶対にしなければならない」「手術は絶対に避けるべき」とこのページだけで決めず、現在の状態や選択肢について整形外科で説明を受けることが大切です。
このような股関節痛は早めに整形外科などで確認を
次のような場合には、自己判断だけで様子を見ないようにしてください。
- 転倒や事故のあとから強く痛む
- 突然、股関節に強い痛みが出た
- 急に体重をかけられなくなった
- 立つことや歩くことが難しくなった
- 安静にしていても強い痛みが続く
- 夜間の強い痛みが続いている
- 股関節周辺が大きく腫れている
- 赤みや熱感とともに体調の変化がある
- 急に脚を引きずるようになった
特に、転倒後に立つことや歩くことが難しくなった場合などには、早めの確認が必要です。
転倒などがなくても比較的急に強い股関節痛が現れる場合があります。症状の変化が大きい場合は、早めに整形外科などで状態を確認してください。
股関節痛についてよくあるご質問
Q. 変形性股関節症と言われたら、痛みはずっと続きますか?
画像で変形性股関節症が確認されたとしても、痛みの程度や日常生活への影響には個人差があります。画像所見は重要ですが、それだけで痛みの強さや今後の状態すべてを判断することはできません。
Q. 軟骨がすり減っていると言われました。運動しない方がよいですか?
一律に運動を避ける必要があるとは限りません。状態に合わせた運動が選択肢になる場合があります。強い痛みを我慢するのではなく、現在の状態に合わせて運動量を調整することが大切です。
Q. 股関節形成不全があれば、必ず変形性股関節症になりますか?
必ずではありません。一方で、股関節形成不全は変形性股関節症と関係する要素の一つです。現在の画像や症状、身体の状態などを合わせて確認することが大切です。
Q. 股関節が痛いときはストレッチした方がよいですか?
ストレッチが選択肢になる場合はあります。ただし、すべての股関節痛に同じストレッチが適しているわけではありません。痛みを我慢して強く伸ばす必要はなく、行ったあとに症状が強くなる場合には方法を見直してください。
Q. レントゲンで変化が少なければ安心ですか?
画像は身体の状態を確認するための重要な情報です。ただし、画像だけですべての股関節周辺の痛みを判断するわけではありません。症状や身体の動きなども確認し、必要に応じて追加の検査が行われる場合があります。
せんだいファミリー整骨院で確認していること
当院では病名の特定は行いません。
- 股関節のどの場所が痛むのか
- いつから症状があるのか
- 立ち上がりでどう変化するのか
- どのくらい歩くと痛むのか
- 階段や車の乗り降りでどう変化するのか
- 股関節の動き
- 股関節周辺の筋力や状態
- 片脚で身体を支えたときの状態
- 立ち方や歩き方
- 普段の活動量
- 症状が出る前に生活や運動量が変わっていないか
などを確認しています。
痛む場所だけを見るのではなく、「どの動作で症状が出ているのか」「現在どの程度の負荷がかかっているのか」を確認することを大切にしています。
すでに整形外科などで変形性股関節症や股関節形成不全と言われた方も、現在の身体の状態や日常生活で困っていることを確認しながらご相談いただけます。
仙台市青葉区で股関節痛にお悩みの方へ
「歩くと股関節が痛い」
「立ち上がると脚の付け根が痛む」
「以前より長く歩けなくなった」
「変形性股関節症と言われ、この先が不安」
「どの程度身体を動かしてよいのか分からない」
「自分に合ったセルフケアを知りたい」
このようなお悩みがある方は、一度現在の身体の状態を確認してみることも一つの方法です。
せんだいファミリー整骨院では、初回はカウンセリングと身体の状態確認のため約90分のお時間を確保しています。
柔道整復師の国家資格を持つ施術者が、股関節の痛む場所だけではなく、股関節・膝・足首の動き、歩き方、日常生活で身体にかかっている負荷などを確認します。
〒980-0011 宮城県仙台市青葉区上杉5丁目2-20 第十一ショーケービル111号室
北四番丁駅から徒歩12分、東照宮駅から徒歩13分。駐車場完備。
仙台市青葉区上杉を中心に、宮町・柏木・二日町・小田原周辺で、股関節の痛みや歩行時の不調にお悩みの方はお気軽にご相談ください。







