体のゆがみの影響とは
ゆがみは体に様々な不調をもたらすことがあります。
慢性的な肩こり、腰痛、頭痛、吐き気、めまい、冷え症、内臓の不調・・・見た目では、猫背や反り腰、足を組んでしまうといったものも現れます。
今回は
・体のゆがみの原因
・ゆがみによる影響
・ゆがみのセルフチェック
についてお伝えさせて頂きます。
・体のゆがみの原因
体になぜゆがみがでてしまうのでしょうか。
筋力が足りないから?
足を組んでしまうから?
そうではありません。
体がゆがむ原因は「重心」が関係しています。
日常生活で「重心」がズレてしまっているために体がゆがんでしまうのです。
重心がズレる
↓
姿勢が崩れる(猫背、反り腰、足を組む)
↓
筋肉が硬くなる
↓
痛み
正しい重心が保てなくなると姿勢の崩れとなって現れます。
姿勢の崩れとは猫背や反り腰、足を組むなどのことです。これらは、重心を整えるために自然と体が反応してしまった結果に現れるものです。
良く聞くのが 「足を組むからゆがんでしまう」ということですが、
本来は 「ゆがんでいるから足を組みたくなる」 が正解です。
姿勢の崩れが続くことで、体に負担がかかり続ける状態となってしまいます。
負担がかかり続けることで、筋肉や関節の動きが鈍くなることで様々な症状が現われてきます。
・ゆがみによる影響
体は背骨や骨盤など多くの骨により支えられています。
それらが正しい位置からゆがみにってバランスが崩れることで過度に負担がかかる状態となります。
骨のバランスが崩れることで、筋肉や血管、内臓にストレスがかかることで様々な症状が体に現われます。
〇姿勢不良
・猫背
・反り腰
・巻き肩
・足を組む
歩くことができるのであれば筋力が弱いなんてことはありません。体が上手く使えてないために重心がズレていることが最大の原因です。頑張って姿勢伸ばそうと思ってもすぐに疲れてしまったり、逆に痛みが強くなることがありますので注意が必要です。
〇慢性痛
・肩こり
・腰痛
・手足の痺れ
長く続く痛みや、何度も繰り返す痛みに湿布や痛み止めを使用しても一時的な緩和にしかなりません。安静にしていても根本が解決していないために何度も何度も痛みを繰り返してしまいます。
〇不定愁訴
・頭痛
・冷え性
・不眠や寝つきが悪い
・疲れやすい
・イライラする
・胃腸の調子が悪い
血行がわるくなることにより、不定愁訴といわれる様々な症状がでやすい状態となります。これらの症状は、病院の検査でもはっきりとした原因が分からないことがほとんどです。
冷え性の場合、手足を温めることで一時的に症状が緩和されることがあります。しかし、自分の力で発熱を促さない限り、再び冷たくなってしまいます。
体質だから・・・と諦める必要はありません。
体質は変えることができます。
○ゆがみのセルフチェック
体のゆがみといっても様々です。左右前後、捻じれなど鏡で見るだけではわかりません。
今回は簡単な方法で反り腰、猫背の調べる方法のご紹介です。
・反り腰
反り腰とは過剰に腰を反ってしまっている状態のことを指します。一見姿勢が良さそうにも見えますが、骨盤が前に傾き「骨盤前傾」の状態となっています。
ファッションショーなどで歩くモデルさんなどは反り腰の状態で姿勢をつくっています。ランウェイを歩く姿はカッコよいですが、身体には負担がかかっている状態です。
・猫背
猫背は背中が丸くなり、見た目でもすぐにわかる姿勢です。座っている際には、お尻がベタっと付いた状態で、骨盤が後ろに傾く「骨盤後傾」の状態です。足をしっかりとついて座れてない、やわらかいソファに座ると重心が後ろにズレ、より猫背が強調されます。
チェック
(1)壁に頭、お尻、踵をぴったりと付ける
(2)壁と腰の間に手を入れる
正常 → 手のひらが余裕をもって入る程度
反り腰→ こぶし程の大きさが入る
猫背 → 手の平が入らない
ぜひ、チェックしてみてくださいね。