腰痛の原因
長年の腰痛でお悩みではありませんか?
「腰の痛みで病院に行ったらヘルニアでした。それからずっと腰痛なんです・・・」
「腰痛がもう10年以上続いていて、検査をしても異常がなくて・・・」
「腰痛でレントゲンを撮ったら、腰の骨が潰れていました・・・」
このようにいわれ、骨やヘルニアなどレントゲンで原因が見つかったけど良くならない方
「レントゲンでは異常はみられません」
何度検査を受けても原因がわからない方
腰痛と一言でいっても様々です。
リハビリや近所の整骨院に行っても痛いところの電気やマッサージ
歪んでいると言われ矯正を受けるも変化はなし
この記事をご覧頂くことで、今まで腰痛のため不安を抱えてた方たちに少しでも改善のためのヒントになればと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
1 腰痛の分類
2 腰痛となる原因
3 腰痛の改善方法
4 まとめ
1、腰痛の分類
腰痛は大きく分けると「急性」「慢性」の2種類です。
それぞれ痛みの感じ方や痛める原因も別々です。
「急性」の腰痛
急性の腰痛はいわいるケガ(肉離れ)をした状態です。
床から重いものを勢いよく持ち上げたときに痛めたり、何か動作をした際に痛めたりと原因がハッキリと分かる腰痛のことです。
何度か耳にされたことがあると思いますが、ぎっくり腰は急性の腰痛になります。
急激な動作で筋肉(筋繊維)が切れた状態で、痛みが強く、ドクドクと脈打つような痛みがあります。
ケガ(肉離れ)の状態ですので、時間の経過で回復し痛みも徐々に減少します。
再び動けるようになりますが、ぎっくり腰は柔軟性の低下した筋肉が負荷がかかることで切れてしまうケガ(肉離れ)ですので、筋肉の柔軟性を改善されない限り何度も繰り返し発生してしまうことがあります。
ストレッチや軽体操、マッサージなどで筋肉の硬さを和らげることで再負傷のリスクを減らすことが出来ます。
「慢性」の腰痛
腰の痛みが3か月以上続いている状態のことを指します。
生活様式にも大きく左右されますが、特に原因がない場合には運動不足の傾向にある方に多いとされます。
逆に運動強度が高いスポーツを定期的に行われる方にも慢性腰痛がでることもあります。原因としてはオーバーワークやフォーム不良など競技により様々です。
急性腰痛のように痛めた原因がハッキリとしているわけではないため、個々の状態を見極めた処置が重要となります。
ここまで読んで頂いて、もしかしたらこう思った方もいらっしゃるかもしれません。
「私の場合は、腰が痛い原因はヘルニアだからだよ」
「スポーツしていて分離症、すべり症になったから痛いんだよ」
「坐骨神経痛って病院で言われたよ」
どうして慢性腰痛が発生してしまうのでしょうか?
「椎間板ヘルニア」「腰椎分離症」「すべり症」「脊柱管狭窄症」「坐骨神経痛」
などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
最近では、腰の痛みとなりうる要因の背反は「ストレス」と考えられています。
腰痛の要因は「ストレス性の腰痛」ということになります。
もちろん「椎間板ヘルニア」「腰椎分離症」「すべり症」「脊柱管狭窄症」「坐骨神経痛」も腰痛の原因とされています。
しかし、レントゲンやMRIなどの画像で判断されたもの腰痛の内、85%が原因が特定できていない原因不明とされています。
つまり、腰痛の85%は「ストレス性の腰痛」ということです。
「椎間板ヘルニア」「腰椎分離症」「すべり症」「脊柱管狭窄症」などと言われても、両下肢の強いシビレ、足の麻痺、排尿障害(おしっこがコントロールできない状態)などの神経症状がなければ本当の原因ではありません。
上記のような神経症状がある場合には手術適応の判断が即時にされるため、シップや痛み止めで様子を見るということはされません。
椎間板ヘルニアのヘルニア自体も約3か月~6か月ほどで体内で吸収されます。
「若いころからヘルニアで今でも腰が痛いんだよ」
このような場合には、「ヘルニア」は原因になっていません。
その他の「腰椎分離症」「すべり症」「脊柱管狭窄症」も腰痛の原因になっていないことがほとんどです。
神経症状(両下肢の痺れ、足の麻痺、排尿障害)や骨折などで負傷した(急性腰痛)が何度も繰り返すことがない限り、何年もずっと痛いなんてことにはなりません。
年々研究は進んでいますが、その内容が世間一般に広がることはほとんどありません。
いまだに「突き指は引っ張る」と思い込んで、状態を悪化させてしまう方もいらっしゃいます。
昔の医学の常識
「椎間板ヘルニア」
「分離症」
「すべり症」
「脊柱管狭窄症」
は、腰痛の原因になっている方の85%の方には当てはまらない事実です。
レントゲンやMRIの内容が間違っているわけではありません。
ですが、画像判断 = 症状ではないということを知って頂きたいです。
画像で確認できるのは体の状態であり、症状や痛みは画像で判断することはできません。
2、腰痛の原因
今日まで腰が痛くなるの原因の大半が「器質的原因」考えられていました。
「器質的原因」とは、「椎間板ヘルニア」「腰椎分離症」「すべり症」「脊柱管狭窄症」が原因ということです。
何か身体に変化があり痛みが出ていると思われていました。
「骨の変形」も同じです。加齢とともに骨は変形してしまいます。「腰の骨が潰れている」「骨と骨の隙間が狭い」このような通常とは違う状態でも痛みが出ていると考えられていました。
腰の周りに何らかの異常「椎間板ヘルニア」「腰椎分離症」「すべり症」「脊柱管狭窄症」や骨の変形などがあったとしても無症状の方が90%以上いるとの研究結果が発表されています。
では、腰の痛みがでてしまう本当の原因が何なのでしょうか?
腰の痛みの原因85%占める「ストレス性腰痛」の原因・・・
それは「脳」が原因です。
お医者さんなど権威のある方の言葉やレントゲン・MRI等の画像を確認することにより、大きな不安を抱え、
自分自身の腰の状態はひどい状態なんだ・・・
負担をかけないように生活しなければ・・・
などと、常に腰を意識するようになり、「脳」が腰が痛いと記憶してしまうのです。
いつも通りに生活を送るだけでも大きなストレスを抱えた状態となってしまいます。
近年では
○不安なことを話すことで精神的ストレスを解消
○レントゲンやMRIの画像診断は痛みと別なので気にしない
○しっかり身体を動かし筋肉をほぐす習慣を取り入れる(動いても大丈夫だと脳に記憶させる)
上記のことを取り入れるだけで、大きく改善されたデータも出てきました。
3、腰痛の改善方法
大きく分けると2つの方法があります。
・外科的療法
・保存的療法
外科的療法とはいわゆる手術のことを指します。
基本的には保存的療法で経過を観察し、その状態に合わせて手術を行う場合がありますが、神経症状が重篤な場合には直ぐに手術を選択されるケースが多くなっています。
外科的療法(手術)を行う場合
・腰痛以外に神経症状が出る(両下肢の強いシビレ、足の麻痺、排尿障害)
・保存療法を行っていても日常生活に大きな支障があり、症状の改善が見込めない
保存的療法
・運動療法(リハビリ)
適度な運動で固まった筋肉の血流を改善し、筋肉の柔軟性を回復させる
・徒手療法
筋膜や筋肉に刺激を与えて固まった筋肉を直接弛緩させる方法
・薬物療法
湿布や痛み止め、筋弛緩剤などを使用して一時的に症状を緩和させる
・認知行動療法(脳のリハビリ)
話すことや知識を得ることで、ストレスを軽減させ、精神的に楽な状態をつくる方法
腰痛に対して様々な方法が選択できるようになっています。
腰の痛い部分だけをどうにかしようと考えるだけではなく、腰痛に対する知識を得たり、精神的ストレスを軽減させることもとても大切とされています。
病院に行きしっかりと検査をしてもらい重篤な病気がないかを確認することは必要です。
整骨院などレントゲンやMRIが撮影できない場所でも多くの腰痛患者さんの悩みが解消されていることもあり、病院や整骨院、整体院などの役割を知ることも重要です。
4、まとめ
腰の痛みでお悩みの方は本当に多くいらっしゃることだと思います。
画像による判断(レントゲン、MRI)で「椎間板ヘルニア」「腰椎分離症」「すべり症」「脊柱管狭窄症」といわれたとしても症状により、良くなる可能性があります。
ネットで多くの情報を簡単に調べることができるようになっていますが、自分に合う方法や今の症状の本当の原因が特定できずに改善のための1歩が踏み出せない方も多いかと思います。
ご自身の身体の状態を今よりも良くしたいとお考えなら、信頼できる病院や整骨院で相談してみることが大切です。
その時に、
「あなたの話を真剣を聞いてくれる」
「身体の状態を動かして確認する」
「施術内容をしっかりと説明する」
この3点をしっかりとしてくれるところであれば間違いないかと思います。
腰痛で悩まない生活を手に入れるために行動されてみてはいかがでしょうか。
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