長引く腰痛でやってはいけないこと
慢性腰痛の早期改善のため、当院が考える「腰痛でやってはいけないこと」をお伝えします。
このような方は特に注意が必要です。
・慢性腰痛で病院に行ったがレントゲンやMRIに異常が見つからない
・椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛と言われたが、両下肢の痺れや麻痺が出ていない
・骨が潰れている、隙間が狭いといわれた
・痛みやシビレがその日の調子によって波がある
・何度もギックリ腰を繰り返している
・若いころに腰を痛めてからずっと腰が痛い
・自己流のストレッチやトレーニングをしている
腰痛でやってはいけないこと
・湿布や薬(痛み止め)で痛みを誤魔化し続けている
湿布や薬(痛み止め)、注射(神経ブロック)は痛みを誤魔化す対症療法です。
原因を解決するための方法ではなく、一時的に症状を緩和させる方法になります。
ケガをしている場合には、痛み止めを飲んで、その間に身体が回復するので有効ですが、3か月以
上続く慢性腰痛では、ただ誤魔化すのみとなってしまいます。
・身体のバランスが崩れているため、常にゆがんだ姿勢で歩いている
ゆがんだ姿勢が続くことで筋肉や関節に負担がかかります。
長期間過度に負担がかかることで筋肉が過緊張状態となり、痛みが感じやすい状態となります。
また、関節にも影響を及ぼすこともあり、骨の変形を招いてしまうこともあります。
骨が潰れている、骨と骨の隙間が狭い、骨が棘状になっている等、レントゲンやMRIで確認できる場合もあります。
・痛い部分に電気やマッサージをしている
痛い場所だけが悪いわけではありません。
同じ部位に電気やマッサージをを続けることで筋肉が弱くなってしまうことがあります。
また、電気やマッサージは痛みを緩和させるための方法であるため、根本改善が難しい場合があります。
ケガ(骨折、打撲、捻挫)後の後療法としての電気やマッサージは効果的ですが、慢性腰痛や椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛の場合には最善の方法とはいえません。
・自己流のストレッチやトレーニングをしている
身体のバランスが崩れ、ゆがんだ姿勢で筋トレやストレッチを続けても負担が大きくなり、さらに痛めてしまう場合があります。
最近はネットでも簡単に筋トレやストレッチの方法が調べることができるため手軽に行えますが、自己流は厳禁です。
身体の状態によっては、逆効果の場合もあるため筋トレやストレッチを行う場合には、プロにご自身にあった方法を相談してから実践するのが確実です。
・手術をすれば何とかなると思っている
手術をしても、正しい姿勢や生活習慣、筋肉が身についていなければ、負担がかかった状態が続きます。そのため数年気に骨が変形し痛みやシビレがでるリスクがあります。
一生涯自身の力で歩き続けるためには、美しい姿勢が必要不可欠です。手術で姿勢を矯正することは出来ず、自分自身の力で手に入れるほかないのです。
今まで良かれと思って続けていたことが逆効果だった、という失敗は誰にでもあります。
ネットやテレビで簡単に情報が手に入る時代ですが、情報過多のため何をした良いのか分からない・・・とご相談頂くこともあります。
セルフケアはとても大切です。
しかし、自身の身体に合った方法を見極める手段がそれ以上に大切なのです。