【歩くと足がしびれる・休むと楽になることはありませんか?】
「歩いていると、お尻や足がしびれてくる」
「少し休むとまた歩けるようになる」
「長時間立っていると足がつらい」
「座ったり前かがみになったりすると少し楽に感じる」
このような症状があり、「脊柱管狭窄症」と言われたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
腰部脊柱管狭窄症では、腰の神経の通り道が狭くなることで、お尻や足の痛み・しびれ、歩きにくさなどが現れることがあります。
特に知られているのが、歩いていると足の症状が強くなり、座ったり、しゃがんだり、前かがみになって休むことで楽になり、再び歩けるようになる「間欠性跛行」です。
ただし、足のしびれや歩きにくさは、脊柱管狭窄症以外の状態でも現れることがあります。
今回は、腰部脊柱管狭窄症の特徴や、身体の状態を確認するときに知っておきたいポイントを分かりやすくご紹介します。
■まずは「症状の出方」をチェックしてみましょう
次のような症状や変化はありませんか?
・歩いていると、お尻や足が痛い・しびれる
・座る、しゃがむなどして休むと再び歩きやすくなる
・長時間立っていると足がつらくなる
・前かがみになると比較的楽に感じる
・以前より歩ける距離や時間が短くなった
・スーパーのカートなどにつかまると歩きやすく感じる
これらは、腰部脊柱管狭窄症でみられることがある症状の一例です。
当てはまる項目の数だけで、腰部脊柱管狭窄症かどうかを判断することはできません。
大切なのは、「何個当てはまるか」ではなく、
・どのくらい歩くと症状が出るのか
・どのような姿勢で楽になるのか
・休むとどのくらいで歩きやすくなるのか
・以前と比べて歩ける距離や時間が変化していないか
を確認することです。
症状の出る場面や変化を把握しておくことは、現在の身体の状態を考えるうえで大切な情報になります。
■腰部脊柱管狭窄症とは?
背骨の中には、神経が通っている「脊柱管」という通り道があります。
腰部脊柱管狭窄症は、腰の部分にある脊柱管が狭くなり、その中を通る神経に負担がかかることで、お尻や足などにさまざまな症状が現れる状態です。
脊柱管が狭くなる背景には、
- 椎間板の変化
- 背骨や関節の変化
- 靱帯が厚くなること
- 腰椎のずれ
- 加齢に伴うさまざまな変化
などが関係することがあります。
一つだけが関係する場合だけでなく、複数の変化が重なることで神経の通り道が狭くなる場合もあります。
■腰部脊柱管狭窄症で現れやすい症状
症状の出方には個人差がありますが、代表的なものとして、
- お尻から足にかけての痛み
- 太ももやふくらはぎのしびれ
- 足の感覚が鈍く感じる
- 足に力が入りにくい
- 長時間立っているとつらくなる
- 歩いていると足の症状が強くなる
- 休むと再び歩けるようになる
- 歩ける時間や距離が短くなる
などがあります。
腰部脊柱管狭窄症という名前から「強い腰痛が出る」と思われる方もいますが、腰そのものの痛みより、お尻や足の痛み・しびれ、歩きにくさが気になる場合もあります。
症状は片側だけに現れる場合もあれば、両側に現れる場合もあります。
■特徴的な「間欠性跛行」とは?
腰部脊柱管狭窄症でよく知られている症状の一つが、間欠性跛行(かんけつせいはこう)です。
例えば、
最初は普通に歩ける
↓
しばらくすると足が痛い・しびれる
↓
そのまま歩き続けることがつらくなる
↓
座る・しゃがむ・前かがみになるなどして休む
↓
症状が楽になり、再び歩ける
といった変化がみられることがあります。
歩ける時間や距離は一人ひとり異なり、同じ方でもその日の状態によって変わる場合があります。
そのため、
「何分くらい歩くと症状が出るのか」
「どのような姿勢で休むと楽になるのか」
「以前と比べて歩ける距離が短くなっていないか」
を確認しておくことが大切です。
間欠性跛行については、別のお役立ち情報でも詳しく解説しています。
▶歩くと足がしびれて休むと楽になる「間欠性跛行」についてはこちら
■前かがみになると楽になることがあるのはなぜ?
腰部脊柱管狭窄症では、立った姿勢や腰を反らした状態よりも、
- 椅子に座る
- 少し前かがみになる
- しゃがんで休む
などの姿勢で、足の症状が楽に感じられる場合があります。
そのため、
「普通に歩くとつらいけれど、自転車には比較的乗りやすい」
「スーパーのカートを押していると歩きやすい」
と感じる方もいます。
ただし、すべての方に同じ特徴が出るわけではありません。
「脊柱管狭窄症だから必ず前かがみが楽になる」と決めつけず、自分の場合はどの姿勢で症状が変化するのかを確認することが大切です。
■脊柱管が狭いと言われたら、必ず症状が出る?
レントゲンやMRIなどで、
「脊柱管が狭くなっています」
「背骨に変化があります」
と言われたことがある方もいると思います。
画像は、身体の中の状態を確認するための大切な情報です。
一方で、画像上で脊柱管が狭くなっていても、症状がほとんど現れていない場合があります。
現在の身体の状態を考える際には、画像だけではなく、
- 痛みやしびれが出る場所
- 足の感覚
- 足の力の入り方
- 立っていられる時間
- 歩ける時間や距離
- 姿勢による症状の変化
- 日常生活で困っていること
なども合わせて確認することが大切です。
画像を軽視することも、画像だけで現在の症状すべてを判断することもせず、画像と現在の症状・身体の状態を合わせて考えることが重要です。
■足のしびれ=脊柱管狭窄症とは限りません
お尻や足のしびれがあるからといって、すべてが腰部脊柱管狭窄症とは限りません。
似た症状がみられるものとして、
- 坐骨神経痛
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰椎すべり症
- 腰以外の場所で神経に負担がかかっている状態
- 足の血流に関係する状態
- その他の身体の状態
などがあります。
特に「坐骨神経痛」は、お尻から足にかけて現れる痛みやしびれなどの症状を表す言葉として使われています。
そのため、
「坐骨神経痛なのか」
「ヘルニアなのか」
「脊柱管狭窄症なのか」
を症状だけで自分で区別することが難しい場合があります。
それぞれの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
■脊柱管狭窄症は歩いた方がよい?
「脊柱管狭窄症は運動した方がよい」
「筋力が落ちないように歩いた方がよい」
と聞いたことがある方も多いと思います。
身体を動かすことが適している場合もありますが、痛みやしびれを我慢して長時間歩き続ければよいわけではありません。
例えば、
「10分歩くと足がしびれる」
という方が、無理に30分歩き続ける必要があるとは限りません。
まずは、
- どのくらい歩けるのか
- どんな症状が出るのか
- どのように休むと楽になるのか
- 運動後や翌日に症状が強くなっていないか
などを確認することが大切です。
また、身体を動かす方法は歩行だけではありません。
現在の身体の状態や症状に合わせて、無理なく続けられる方法を選ぶことが重要です。
■自己流のストレッチや体操を無理に続けない
インターネットやSNSでは、
「脊柱管狭窄症にはこのストレッチ」
「この体操をすればよい」
といった情報が数多く紹介されています。
しかし、症状の出方や身体の状態は一人ひとり異なります。
運動やストレッチを行った後に、
- 足のしびれが明らかに強くなる
- 痛みの範囲が広がる
- 足に力が入りにくくなる
- 歩きにくくなる
- それまでなかった症状が現れる
といった変化がある場合には、無理に続けないようにしましょう。
大切なのは、
「脊柱管狭窄症に良いと言われている運動だから続ける」のではなく、「今の自分の身体に合っているか」を確認すること
です。
■どのような対応が検討される?
腰部脊柱管狭窄症では、症状の程度や神経の状態、日常生活への影響などに応じて対応が検討されます。
| 対応の方向性 | 主な内容 | 検討される場面の目安 |
|---|---|---|
| 保存的な対応 | 薬、リハビリテーション、装具、神経ブロック、日常生活や運動についての指導など | 神経症状が重度ではない場合など、身体の状態に応じて検討 |
| 手術を含めた対応 | 神経の通り道を広げる方法、必要に応じて腰椎を安定させる方法など | 保存的な対応を続けても十分な変化が得られない場合、神経症状が重い場合、排尿・排便に関する変化がある場合など |
どの方法が適しているかは一人ひとり異なります。
症状の強さだけではなく、
歩行への影響、足の力、日常生活で困っていること、排尿・排便などの変化
も含めて状態を確認することが大切です。
■このような変化がある場合は速やかに整形外科などへ
次のような症状がある場合は、自己判断で長く様子を見続けないようにしてください。
- 足に急に力が入りにくくなった
- 足の麻痺が強くなってきた
- 急に歩きにくくなった
- 両足に強いしびれが出てきた
- 排尿しにくい
- 尿を我慢しにくくなった
- 排便にこれまでと違う変化がある
- 股のまわりの感覚がおかしい
- 症状が短期間で急に強くなっている
特に、
足の力、排尿・排便、股のまわりの感覚に急な変化がある場合には、速やかに整形外科などで身体の状態を確認してもらうことが大切です。
■せんだいファミリー整骨院で確認していること
当院では病名の特定は行いませんが、
- どこに痛みやしびれがあるのか
- 何分くらい立っていられるのか
- 何分くらい歩くと症状が出るのか
- 座ったり休んだりするとどう変化するのか
- 腰や股関節の動き
- 姿勢
- 歩き方
- 足の動かしやすさ
- 日常生活や仕事で負担を感じる動作
などを確認しています。
「脊柱管狭窄症と言われた」という言葉だけを見るのではなく、
現在どのような場面で困っているのか、どのような姿勢や動作で症状が変化するのか
を確認することを大切にしています。
すでに病院でレントゲンやMRIなどの検査を受けている方は、検査結果や現在説明されている内容を確認しながらご相談いただけます。
■腰部脊柱管狭窄症についてよくあるご質問
Q. 脊柱管狭窄症になると必ず歩けなくなりますか?
必ず歩けなくなるわけではありません。
症状の強さや経過には個人差があり、歩ける時間や距離も一人ひとり異なります。
ただし、
「以前より歩ける距離が明らかに短くなった」
「足に力が入りにくくなった」
「つまずくことが増えた」
などの変化がある場合には、身体の状態を改めて確認することが大切です。
Q. 歩くと足がしびれ、休むと楽になります。脊柱管狭窄症でしょうか?
腰部脊柱管狭窄症でみられる間欠性跛行の特徴と似ていますが、この症状だけで脊柱管狭窄症と決めることはできません。
足の神経だけではなく、血流など別の状態が関係して似た症状が現れる場合もあります。
症状が続いている場合は、整形外科などで身体の状態を確認してもらうことをおすすめします。
Q. 脊柱管狭窄症と言われました。運動しても大丈夫ですか?
身体の状態によって異なります。
無理のない範囲で身体を動かせる場合もありますが、運動によって痛みやしびれが明らかに強くなる場合には、無理に続けないようにしましょう。
特に足の力の入り方や歩行に変化がある場合には、自己判断で運動量を増やす前に身体の状態を確認することが大切です。
Q. 手術をしないとよくならないのでしょうか?
腰部脊柱管狭窄症のすべての方が手術になるわけではありません。
症状の程度、神経の状態、歩行や日常生活への影響などによって対応は異なります。
一方で、保存的な対応を続けても十分な変化が得られない場合や、足の筋力低下、排尿・排便に関する変化などがみられる場合には、手術を含めた対応が検討されることがあります。
現在の身体の状態について説明を受け、その方に合った方法を検討することが大切です。
■仙台市青葉区で脊柱管狭窄症・足のしびれにお悩みの方へ
「歩くと足がしびれてくる」
「少し休むとまた歩ける」
「脊柱管狭窄症と言われたが、日常生活で何に気をつければよいか分からない」
「以前より歩ける距離が短くなってきた」
「坐骨神経痛やヘルニアとの違いが分からない」
このようなお悩みがある方は、現在の身体の状態を確認してみることも一つの方法です。
せんだいファミリー整骨院では、初回はカウンセリングと身体の状態確認のため約90分のお時間を確保しています。
柔道整復師の国家資格を持つ施術者が、痛みやしびれがある場所だけではなく、腰や股関節の動き、姿勢、歩き方、日常生活での身体の使い方などを確認します。
北四番丁駅から徒歩12分、東照宮駅から徒歩13分。
仙台市青葉区上杉を中心に、宮町・柏木・二日町・小田原周辺で、脊柱管狭窄症によるお尻・足の痛みやしびれ、歩きにくさなどにお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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