野球肩の本当の原因はご存知ですか?
野球肩は原因を改善できればよくなります!
そりゃそうだと思われた方も多くいらっしゃると思います。
ただ、野球肩でこれが原因だ!とはっきりわかっている方はあまり多くないのではないでしょうか。
ここでは、野球肩はどんなものなのか。原因は何かといった部分を記載していきます。
野球肩でお悩みの方は非常に多いです。
私もその一人でしたが、原因を改善したことで今では痛みもなく遠投までできています。(といっても60~70メートルくらいですが)
野球は本来楽しいものです。肩の痛みで楽しくないのはもったいないです。
野球肩でお悩みの方は是非一読いただけたらと思います。
野球肩はどんなものなのか
そもそも「野球肩」はどのようなものを言うのでしょうか。
・投げるときに、腕を上げるのが痛い
・足を踏み込んだ後リリースまでの間で痛みを感じる
・リリース時に痛い
・投げるときに肩の前の方が痛い
・投げるときに肩の後ろの方が痛い
他にも挙げるときりがないですが、これらすべて「野球肩」と呼ばれるものです。
そうです。「野球肩」は投げるときに肩が痛くなることの「総称」なんです。
これだけ人によって痛みの出るタイミングや部位が違うので、改善方法も人それぞれになります。
改善するための第一歩はご自身がどのタイミングで痛くなっているのかを把握することが大事になります。
野球肩の種類
○何もしていなくても痛い・日常生活動作で痛みを感じる方
筋肉や関節、関節の軟骨を損傷している可能性があります。
○投げる時に肩の前の方が痛い
肩の前の方が痛い方の多くは、投球の際に腕が遅れていることが原因の場合が多いです。
筋力不足や、筋肉の疲労、股関節の柔らかさなどが影響して、身体が開き、腕が遅れていきます。
○投げる時に肩の後ろの方が痛い
肩の後ろの方が痛い方は、リリース時に腕が前に飛ばされないように抑える筋肉に負担がかかっています。
フォロースルーが小さいフォームや、身体が硬く、上半身と下半身の連動がスムーズに行かない方が多いです。
いかがでしょうか。ご自身に当てはまるものはありましたでしょうか。
フォームに関しては自分ではよくわからないものの場合が多いので、チームメートやコーチに相談してみてくださいね。
いずれにしても痛みが3か月以上続く、安静にしてもズキズキ痛いなどの場合には精密検査を受けて頂くことをお勧めします。
野球肩へのセルフケア
ここからは、すぐできる野球肩へのセルフケアをお伝えします。
ご自身でできることもあるので、試してみてもらえたらと思います。
・休養を取る
肩回りの筋肉(インナーマッスル)が疲労すると肩回りをうまく安定させることができず、痛めるパターンが多いです。
ストレッチを行ったり、しっかり休養を取って回復させることで痛みがなくなる方もいらっしゃいます。
睡眠不足の方は、ここを改善することで改善する可能性もありますので、チェックしてみてくださいね。
・肩甲骨周りの可動域を上げる
投球の際、肩関節は肩甲骨と一緒に連動して動くことでより強いボールを投げることができます。
肩甲骨の可動域が小さいと、その分肩関節を動かすことになり、負担が増大します。
肩甲骨周りのストレッチや動きのトレーニングをすることで可動域を広げることで、肩関節との連動性が高まり、負担も軽減されます。
・股関節の可動域を上げる
それ関係あるの?という方もいるかと思いますが、大いにあります!
股関節の可動域が小さくなると、下半身の力をうまく使うことができなくなり、上半身の力だけで投げることになります。
いわゆる「手投げ」の状態になりやすくなってしまいます。
日々のストレッチをしたり、股関節の使い方を覚えることで身体全体の連動性が上がり、肩への負担が軽減されていきます。
肩の腱板という組織が断裂していたり、関節についている軟骨を損傷していたりすると、治りも遅く、その分投球できない期間が長くなります。
休んでもなかなか良くならず、関節の中の方が痛い・・
投げるときだけでなく日常生活でも辛くなってきた・・
このようなお悩みをお持ちの方は一度ご相談くださいね!