そのストレッチ、間違ってます!!
毎日ストレッチをしていて身体がすごく柔らかい方や、スポーツの怪我予防にストレッチを取り入れている方も多くいらっしゃるかと思います。
ストレッチは自宅でもできるセルフケアで、だれでも簡単に取り入れやすいですよね。
でも中にはこんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
・とりあえず定番の前屈とかやってればいいかな
・なんとなくやってる
・痛ければ痛いほど筋肉に効いているんだ!
そう思っている方は要注意です!
しっかり理解してからストレッチをすることで効果も上がっていきます。
今回はストレッチについてまとめてみましたので、確認してセルフケアの効果を上げていきましょう!
ストレッチとは何なのか
ストレッチとはズバリ、筋肉を伸ばして、筋肉を柔らかくしよう!というものです。
中には運動前に行う準備運動のようなストレッチもありますし、運動後のクールダウンのためのストレッチもあります。
機能改善のためのストレッチもあったりと様々な場面でストレッチは行われております。
ストレッチの効果
・関節可動域の改善
筋肉を柔らかくすることによって、やる前は動かしづらかった関節が、少しずつ動かせる範囲が広がっていくというものがあります。
スポーツをしている方は身体をより大きく使えるようになり、パフォーマンスアップの効果もあります。
あまり運動されないという方は関節を動かせる範囲も減っていくこともありますが、その予防にも効果があります。
・血流の改善
ストレッチに限らず、身体を動かすことで筋肉の中の血液がうまく流れるようになっていきます。
筋肉は血液がうまく流れないと、栄養が行きわたらず、すぐ疲れたり固まったりしてしまいます。
運動をするのは大変!という方はストレッチのような簡単な動作から始めるのはいかがでしょうか。
・筋痛の緩和
筋肉が硬くなると、うまく動かしづらくなり、動かすと痛みが生じる場合もあります。
先に述べたように、血流を改善させることで、筋肉に栄養が行きわたり、筋肉も柔らかくなり、筋痛を緩和することができます。
新陳代謝も活発になるため、疲労物質もうまく循環するようになり、疲労が抜けるのが早くなったりもします。
ストレッチのポイント
ストレッチの際にはいくつかポイントがあり、意識をすることで効果が上がっていきます。
・伸ばしている筋肉を意識する。
今は○○筋を伸ばしている!といった専門知識は無くて大丈夫です。
ここを伸ばしているぞ!という意識をすることでその部位を動かしやすくなり、ストレッチの効果が上がります。
・ゆっくり時間をかけて伸ばす
大きく反動をつけて伸ばしてしまうと、勢いで過剰に伸ばしてしまい、逆に筋肉を傷めてしまう原因にもなります。
じっくり伸びているのを感じながら少しずつ伸ばしていきましょう。
運動前のストレッチの場合はテンポ良く曲げ伸ばしをすることで準備体操になりますので使い分けてくださいね。
・伸ばす限界は痛気持ちいい範囲
無理をして伸ばすと余計な力が働いてしまい、筋肉を傷めてしまいます。
筋肉を傷めると、キズを治すため、筋肉は硬くなってしまいます。
柔らかくしようとストレッチをしているのに逆に筋肉が硬くなってしまったら本末転倒ですよね。
伸ばす限界は少しだけ痛いけど気持ちよく感じるところです。
・フォームを正しく行う
ストレッチは簡単にできる反面、フォームが崩れると効果が下がるどころか、逆効果になることもあります。
「ストレッチの本を見てるけど写真の通りやればいいから文字は読まなくてもいいかな」
と思っている方は、是非解説までしっかり確認して、正しいフォームで行ってみてくださいね。
ストレッチを行う際の注意点
一つ目は、怪我をした状態ではストレッチをしないことです。
筋肉や関節を痛めている状態で伸ばしり動かしたりすると逆に痛くなってしまいますよね。ストレッチを行うのは怪我が良くなってからにしましょう。
二つ目は身体の重心が崩れている状態でのストレッチは注意が必要ということです。
ストレッチをしていても肩こり・腰痛が全然良くならないという方も多くいらっしゃいますよね。
身体の重心が崩れると、本来力が入らなくてもいいところに力が入ってしまったり、余計な負荷がかかったりします。
その状態でストレッチを行っても、本来の効果が表れず、逆効果になる場合もあります。
自分はどうだろう?と思われた方は是非、トレーナーや整骨院などプロの方に見てもらうことをお勧めいたします。
もちろん当院でも重心の調整を行っておりますので是非ご相談くださいね。